反省させると犯罪者になります

岡本茂樹 著 反省させると犯罪者になります 新潮新書

を読んだのでも感想を。
 
今でも一般的に言われる、「悪いことをしたら反省」は、
実は解決策でなく、その場しのぎの悪手であるということ。
 
根本的な原因は、
幼少期の家庭環境や、何か問題が起こった時の処理の方法がまずかったから
なのに、上辺だけの反省は、そのことから目を背けることになる。
 
問題を起こすということは、無言の問題提起だということ。
 
気づいて欲しいというヘルプ。
 
その時には、まずは本人の不満を吐き出すことから始めなければならない。
 
 
普段の生活でも、
1人で頑張らなくてはならない、
なんでも自分で解決しなくてはならない
のではなくて、
まるで子供のようになって、誰かに話して聞いてもらうこと。
 
 
この本の中で、「しっかりした親、しっかりとした家庭環境の場合にも、子どもは抑圧される傾向にある」
というように書いてあり、
自分に当てはめて読んでいました。
 
孤独になるのではなく、誰かに話せる環境、何人かの相談者をもつことが大切だと気づけました。
 
身近すぎると相談しづらいので、少し考えないといけないですが、
なんとか2、3人そういう人(場)を持ちたいと思います。
 
 
何事も頑張らない(すぎない)こと。
 

 

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

反省させると犯罪者になります (新潮新書)