居酒屋ぼったくり

居酒屋ぼったくり 秋川滝美著 アルファポリス発行
を読んだので感想を。

本屋で見て、その表紙と題名体を衝動買い。

予想どおり、暖かく人情味溢れた内容でした。


店員と客の気さくなやりとりが面白く、時折出る問題が誰かの支えで解決していく。

こんな居場所があったら、最高だろうなと羨ましい気持ちになりました。

料理とお酒の描写も本当に美味しそうで、居酒屋っていいな、料理したいなって気になりました。

また何より、店主の女性に凛とした強さと、優しい母性を感じ、とても魅力的なキャラクターで面白かったです。

こんな居酒屋の仲間に溶け込めるのであれば、私のような心の問題なんて、問題にならないのでしょうね。



小説には、一時期没頭しましたが、ぱたっと読まなくなりました。

それは、

小説を読んでも自分の問題を解決するまで結びつかないから。

小説の中の世界に入り込むと、戻ってきた時の落胆が大きいから。

小説の中が暗鬱な雰囲気や出来事だったときにその影響を受けやすいから。

です。

今回のような小説は、そこまでではないですが、
やはり、羨望というか、自分は何やってんだろう…
という小さい自己嫌悪を感じましたね。


我ながら面倒くさい性格。


居酒屋ぼったくり

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